映画「百円の恋」安藤サクラの無双映画。声が出なくなる。

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キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。

 

「百円の恋」を観ました。どことなく、ミリオンダラー・ベイビーとかぶるのは僕だけでしょうか?感想書いていきます。

 

百円の恋

 

▼あらすじ

32歳にして、実家で引きこもり自堕落な生活を送っている一子(安藤サクラ)。実家は弁当屋を切り盛りしている。そこへ姉が弁当屋を手伝うということから、戻ってきた。姉とはいつも喧嘩をしている一子。ある日、喧嘩をした勢いから家を出ることに。そしてひょんな出会いからボクシングを始めることになる。

 

▼キャスト

  • 斎藤一子:安藤サクラ
  • 狩野祐二:新井浩文
  • 斎藤孝夫:伊藤洋三郎
  • 斎藤二三子:早織
  • 斎藤佳子:稲川実代子
  • 野間明:坂田聡
  • 佐田和弘:沖田裕樹

目玉キャストとしては、安藤サクラさんと新井浩史さんですね。お二人とも今や有名な役者さんです。

 

安藤サクラ無双の映画

この映画は、もう安藤サクラさんの一人舞台と言っても過言ではない作品に仕上がっています。

安藤サクラさんをあまり知らない人に少し説明を。

最近だと、「ゆとりですがなにか」に出演していました。ヒロイン役の宮下茜さんですよ。最後、不倫しちゃう人。そんでもって岡田将生さんが演じる坂間正和と結婚する人です。

これで顔は思い出せましたかね?

 

32歳、ニートが超似合っているんですよ、安藤さん。めちゃくちゃ似合ってる。元々の顔立ちもあるのかもしれませんが、こーゆー人見たことある!っていう感じに仕上がっています。

このダメ感からボクシングを始めるんですけど、だんだんと顔がボクサーになってくるのが観ていて超絶楽しいです。

もう、彼女の無双映画に仕上がっています。

 

声が出なくなる映画

ニートからバイトして、レイプされて、ボクシングを32歳から始めて...プロ試験合格しちゃって、ボコボコにされる。

短時間にして、壮絶な人生を長々と観させられたような感覚に陥りました。エンドロールの時にもし、「どうだった?」なんて聞かれたら言葉を失うでしょう。

そのくらい、なんだか声が出てこなくなる。

ボクシングの試合でボッコボコにされて負けてしまうんですけど、この時に再起不能くらいの怪我を負わないでよかった。

いや、再起不能くらいになった方がよかったのか?なんて考えていました。

こんな人生を見せられたら、どうしたらいいのかわからなくなる。

 

一子はなぜ、ボクシングに没頭できた?

なぜここまで、ボクシングに没頭できたのか?好きだったから?狩野の試合を観たから?狩野が好きだったから?

なんでだろう?と色々と考えても答えはでません。作品を観ているときはずっと考えていたんですけど...没頭できるときって答えないんですよね。

振り返ってもよくわからない。ただ、一つ言えることは試合をして肩を叩き合いたかったという点。

 

ただ、一子のボクシングへの没頭はとても清々しく、泥臭いものだったのは間違いない。人生で何度かあんな没頭をしてみたいところだ。

 

狩野だったら逃げるよね。

一子がボクシングを始めるキッカケになった狩野(新井)は30歳までボクシングをして、良い成績も残せず引退します。

その後、一子と一緒に住むことになる。一緒に住んでいる目の前で一子がボクシングを始めてしまうんですよ。

これは、キツイ...案の定、狩野は逃げるように豆腐屋の女のところに逃げます。32歳ニートだった一子には、この気持ちわからなかったんでしょうね。

 

30歳でボクシングをやめた人間と32歳からボクシングを始めた人間が一緒に住むなんて、もう地獄のようなもの。

満足の行く結果を残せているならまだしも、強くなれず引退した狩野からすると羨ましさ、妬みなどが超あって一緒にいるのが本当に辛かったんでしょうね。

 

気づけよ一子!と言いたくなりますが、わからないよね(笑)

 

最後に

力のある映画なので、心して観てください。

小細工なしの直球勝負で挑んでくるのでビックリすると思いますよ。声が出なくなるとはこのこと。

 

Amazonプライムビデオで観れますので、ぜひ。

 

それでは、また。