こんにちは、キヨスイです。
こちらの記事は、超有名映画批評サイト「超映画批評」の批評を批評していこうという内容です。 映画、批評に対して得点も付けていきますので参考にしてください。
得点表はこちらの記事に記載されているのでご確認下さい。
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今回の映画はこちらになります。
ベイマックス
去年ヒットした、ディズニーとピクサーの映画です。
概要
第87回アカデミー賞アニメーション映画賞を受賞 日本がモデルとなっているこの映画。舞台は、西洋と東洋の文化が融合したサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の科学の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。悲しみで無気力になってしまう彼だったが、生前にタダシが開発した白い体のロボット、ベイマックスが現れる。ヒロの体調、精神を管理するためのケアロボット・ベイマックス。ベイマックスのおかげでヒロは、沈み込んだ気持ちから復活する。 そして、ベイマックスを改造しタダシの死の真相にある闇を暴こうとして動き出す。
キヨスイの批評
この映画の批評は本題に入る前にトレーラーの批評からいきたい。 日本の上記に貼り付けてあるyoutubeのトレーラーは、日本のトレーラーである。僕はこのトレーラーを観たとき映画館で観るつもりはなかった。
なぜ観るつもりがなかった映画が81点という高得点を出す結果になったかは、こちらをご覧いただきたい。
これはアメリカのトレーラーである。日本のトレーラーとは、内容が違いすぎる....そうこの映画は一時期話題にもなったが世界各国でトレーラーの違いが生まれ過ぎた作品。
ここまで世界各国で売り出し方が違う作品は、本当にめずらしい。
原作がBig Hero6というマーベルコミックなのだから本編とギャップがないのはアメリカやイギリスのトレーラー。日本のトレーラーは、「アナと雪の女王」が大ヒットしたため、そちらの客層を獲得したかったためにこの様な内容になったらしい。
個人的には、日本のトレーラーは詐欺と表現してもいいくらいの内容だと感じている。 だが日本のトレーラーを作った編集者自身の腕はかなりのものだと認識した。本編を観ればわかるが、映像と音声の合わせ方、映像の繋ぎ方が本当に違和感がない。
本編を観たあとに日本のトレーラーを観ると「こんなシーンあった?」と勘違いするほど。 この編集者は本当のプロフェッショナルに違いない。
本編はというと。日本がモデルとなっているので日本人には馴染みやすい作品なはず。主人公もヒロ・ハマダと日本人の名前だ。 僕の中では、ここ数年のピクサー映画ではトップクラスの映画ではないかと思っている。
ストーリー自体は至ってシンプル。天才少年は、兄を殺され裏を暴きに仲間とチームを結成。仲間も昔見たことあるような簡単なキャラ設定。マーベル原作なので、敵とバシバシ派手に戦う。敵も黒包の服装。と、まぁ文字だけ見るとX-MENなんじゃ?くらい。
そんなシンプルな設定の何がそんなに楽しいのか? この作品は、掛け算が凄すぎるのである。掛け算されている5つ要素を全部上げていこう。
・日本
・サンフランシスコ
・ディズニー ・ピクサー
・マーベル
この5つの要素が常に掛け算されているので面白すぎる。こんな様々な要素を詰め込んでまとめた製作人を褒め称えたい。 徹底的に拘った日本の要素にサンフランシスコを掛け算しているので、馴染みはあるが、見たことない映像仕上がっている。
そこにピクサーのスペシャルなアニメーション技術。要所要所に出るディズニー要素、そして爽快に戦うマーベルのバトルシーン。極め付けには、スタンリーのカメオ出演。もう怒涛のケミカル反応。まさにの作品はケミカル反応の教科書。
まだ観ていない人は是非観てください。1度観た人ももう一度ディティールをよく観るのがオススメです。特にディズニーのスタッフが持ち歩いてるゴミ箱が出てくるとこは必見。
僕は、イクスピアリでこの映画を観たので、鑑賞後、場内でスタッフが作品内に出てきたゴミ箱を運んでいる姿を観たときは、テンションが上がった。
前田さんの批評を批評(抜粋して批評していきます)
55点(100点満点中)大人の気晴らしでしかない
おっと。かなり厳しめな点数とタイトルですね。大人の気晴らしでも楽しめる人がいればそれは、良いサービスだと思いますけどね。
実際みてみれば、中盤以降はまさにアメコミヒーロー映画そのもの。きっと日本の予告編をみて「姉妹愛を描いた「アナ雪」の男兄弟版」の感動ドラマを期待した人は拍子抜けというか、戸惑うことになるだろう。
そうですね。日本の予告は、そうなっていますね。みなさんアメリカの予告を見て欲しいですね。
さて、本作の舞台はサンフランソウキョウということで、日本とサンフランシスコの風景を合体させた世界観である。餃子専門店や中央線らしき高架線、そこにサンフランシスコ名物の路面電車がクロスオーバーする。ふしぎな……というよりどこか食い合わせの悪いビジュアルである。 もともと東京が先にあり、組み合わせ先の都市をあとから決めたそうだが、ほかに適切なところはなかったのかと一瞬思う。だが、あいかわらずの徹底したディテール描写で、日本人、とくに東京人がみれば多くの発見を楽しめるだろう。
僕は、食い合わせ悪いビジュアルとは全く感じませんでした。もちろん普通に日本とサンフランシスコを合体させたら食い合わせは悪くなりますが。ピクサーの映像技術でしっかり融合されていました。
引き合いを出すならアメリカ作品(ヒーローズなど)によくある日本の舞台より、全然入り込み易かったと思います。日本人のクリエーターが参加しているのも加味していると思いますが。
次に物語について。私はこれを、あまり子供に見せたいものではないなと考える。主人公が兄の不審死なる重い荷を背負わされながら、大した苦労もなくハッピーエンドに突き進む能天気さがその理由だ。 ディズニーアニメに何を言ってるんだとの声もあろうが、今回は特に人生なめすぎというか、人の苦労をなんだと思っているんだとうんざりさせられた。
今回観るべき点は、そこではないと思います。ちょっと楽チン感は否めませんが、ヒロは天才という設定なので。
弟が大学に赴き、そこで兄や仲間たちなど研究している学生たちをみて憧れる展開はとてもよい。これから大学を目指すであろう少年たちに、大学ってこんなに楽しいんだと思わせてくれる映画は貴重である。 だが、特急電車に乗るがとごとく、苦労なしに好きなものを発明・制作し、目的を達成するのはいかがなものか。テンポはいいが、これでは子供たちは何も考える暇がないし、勉学へのモチベーションも高まらない。苦労嫌いで受け身のディズニー映画ファンを再生産するだけである。それも彼らには正義かもしれないが。
原作は、マーベルです。そこを考えてほしいですね。マーベルの映画(コミックは別)でそこまで考えるものってありませんから。今回ディズニー映画と呼ぶほど、ディズニー感は一番薄いと思いますので再生産するだけではないと思いますよ。
ディズニー映画苦手な人でも観れると思いますし。