「最高の人生の見つけ方」感想!幸せになるには、他者の力が必要なのか?「最高」とは?

スポンサーリンク

キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。

 

最高の人生の見つけ方」が前々から気になっていて、やっと鑑賞完了。さっそく感想を。

 

 

最高の人生の見つけ方 概要

 

▼あらすじ

2人の高齢者がこの物語の主人公。
1人は、お金儲けに人生を捧げてきた経営者。もう1人は、奥さん、子供、仕事などに人生を捧げてきた真面目な自動車整備士。2人はたまたま入院した病室で一緒になることから出会う。

エドワード(ジャック・ニコルソン)はお金を使い切れないほど持っていた。が、家族からは見放され、病院の見舞いに来るのは秘書のみ。

カーター(モーガン・フリーマン)は46年間、真面目に自動車整備士として働き、家族を愛してきたためエドワードとは真逆に家族がいつも見舞いにきてくれる。

2人を比べるとカーターの方が幸せに見えるが、カーターは彼なりに悩みを持っていた。
それは学生時代に作った「やりたいことリスト」が何も達成されていなかった。
エドワードとたまたま「やりたいことリスト」の話になり、それらを残りわずかな時間で達成していこうという話になる。

エドワードの資金力に頼った人生最後の旅に2人は出ることになる。

 

▼監督

ロブ・ライナー

 

▼出演者

ジャック・ニコルソン

モーガン・フリーマン

 

最高の人生とはなんなんだろう。

「最高」という言葉は世の中にあるが、人生に当てはめるとしたら何が最高なのか?ものすごく基準が難しい。

人生の中での最高というものは、もはや基準がないのだろう。

2人の無謀な旅は、本当に楽しそうであった。お互い、今までの人生になかったものを埋め合うかのように旅をしていく。

 

映画というものもあって、この2人に強く共感して、楽しんでこの映画を観た人は多いはず。

だけど、あくまでエドワードとカーターの人生の中の最高を切り取ったものでしか過ぎないというところに僕は気づいてしまったため、少し冷めてしまったのが正直な感想。

 

人生においての「最高」の基準は、やはり自分だけのものであって誰のものでもない。

だからどこに向かったらいいのか?わからないものになっていくんだろう。

人生というものは、本当に残酷なものだ。

 

モーガン・フリーマン

彼の演技を観たことのない人間は、ほとんどいないでしょう。

彼がいるとなぜ、あれだけ映画が締まるのか...本当に不思議でしょうがない。

TED2でもちょい役で出演していたモーガン・フリーマン。あれだけで映画が締まる。

 

彼が出演している映画は、全てそうであって何か魔法がかかったような感覚と映像に出してくれる。

 

カーターが旅に出るとき、カーターが家に戻ってくるとき、カーターが死ぬとき。

要所、要所でしっかりと最高の演技をしてくれている。この「最高」も僕の基準でしかないものだが...

 

モーガン・フリーマンの最高の演技を目に焼き付けてほしい一作になっています。

 

ジャック・ニコルソン

エドワードの寂しさ、不器用さを上手に演じてくれたジャック・ニコルソン。

不器用さに強い共感を得た人は多いはず。誰よりも友達想いなエドワードだが、不器用さから家庭はボロボロ。

 

カーターの死をキッカケに素直になれたところは、本当によかったと最後に思った。

金がたくさんあっても幸せではない。という典型的な役柄にも関わらず、強い個性を乗っけて演じ切ってくれたことに賛美を浴びせたいところ。

 

エドワードがいなかったら、カーターは本当に幸せを感じることはできなかったのだから。

同時にカーターがいなければ、エドワードは自分のすべきことを見つけられなかった。お互いが与えた影響は本当に強いものだった。

 

1人では幸せになれない。

「幸せ」の概念は、本当に人それぞれ。

この映画では、1人では幸せになれない。というものを表現してくれていたのだろうか。

人間は他人と生きていく生き物。その他人と接することによって、今までの自分になかった世界が開かれる。

 

死ぬときに自分が幸せかどうか?というのは、他人が居て初めて確認できるのだろうか...

 

死ぬ直前に何を想うか...あと50年経ってみないと僕にはわからない。

 

最後に

10年近く前の映画ですが、今見ても十分に面白いです。

オスカー俳優の2人が最高の演技をしていくれていますので、飽きることなく最後まで安心して観れます。

 

「人生」「幸せ」に悩んだら、ぜひ一度観てください。

 

それでは、また。

 

 

映画、関連記事!

映画「ジーサンズ はじめての強盗」感想、ネタバレ。チャレンジ精神を忘れた高齢者!必見です。

映画「彼らが本気で編むときは、」感想、ネタバレ小です。 

愛のスケールがデカすぎる「湯を沸かすほどの熱い愛」感想