キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。
みんなが使用しているERC-20とERC-223についてまとめておきます。ゲームと密接なものになってくるので簡単に理解しておくといいです。
ERC-20とは?
▼基本情報
- Ethereum Request for Commentsの略
- 20はToken Standard 20の略
- 厳密にはERC-20自体は仮想通貨ではない
- イーサリアムブロックチェーンの技術の規格
- イーサリアムでトークンを発行する技術
- ウォレットはETH対応のものが使用可能
基本的に頭に入れておいてほしい情報はこれらです。イーサリアムって決済目的の仮想通貨ではなく、プラットフォームブロックチェーンなんですよね。
イーサリアムのブロックチェーン技術を使って作られたトークンがERC-20という規格のもの。
主にICOで資金調達する際に使われることが多く、最近ではブロックチェーンゲームでも使われていることがあります。
ゲームにフォーカスして話をすると最も密接なERC-20トークンはWAXですね。OPSkinsというマーケットプレイスで既に使用可能になっています。
人気ゲームの「PUBG」やブロックチェーンゲームの代表作「クリプトキティーズ」のアイテム売買で使用可能です。
関連記事:OPSkins、WAXとは?dAppsゲーマー必見のアイテム売買サイトです。
このERC-20には欠点があります。
- 転送先を間違えると事実上消滅する
イーサリアムウォレット間でやり取りをする際に転送先(コントラクトアドレスに送ってしまう)を間違えると闇に葬られてしまいます。
例えば、銀行振り込みで存在しない口座に送ろうとすると送金できませんよね?銀行では「口座が間違えている」と出てくるでしょう。
これがそのまま実行されてしまいます。これが唯一の欠点ですね。この欠点を解決したのが、ERC-223という規格です。下記に渡って説明します。
ERC-223とは?
▼基本情報
- 仕様はERC-20とほぼ同じ
- イーサリアム界隈ではERC-20の上位互換と呼ばれている
- 転送を間違えたら、持ち主に戻る
ERC-20の転送先を間違えると闇に葬られるということが、問題となって作られた規格です。現状だとそこまで普及していないですね。
ICOに参加したり、ERC-20トークンを活用する人たちのリテラシーが上がってきたのか、最近はあまりコントラクトアドレスに送ってしまうという方は減ってきています。
なので、現状だと使用代表例は僕は把握できていません。ERC-223という規格があるというのを知っているだけ。
ここまで理解できなかった方へ
読んでも全然わかんない!難しくて読む気失せる!規格?なにそれ?美味しいの?ってなっている方も多いと思います。
この話は深くなればなるほど、わからなくなります。現状の僕も全て理解できているか?というとNO!上部だけでざっくり話をします。
▼これだけ頭に入れておいて!
- ERC-20とERC-223は兄弟みたいな感じ
- 両方ともイーサリアムブロックチェーン上で作られている
- ERC-223の方が優れている機能がある
- 良く使用されているのは、ERC-20の方
- 2つの違いは店舗の違うゲームセンターのメダルを想像して
ブロックチェーンゲームをプレイしたいだけ!みたいな方はこの辺りだけ、頭突っ込んでおけば問題ないと思います。
ぶっちゃけ、みんなインターネット使ってるけど深いところの仕組みまではわからないですよね?優れたエンジニアがユーザーの為にどんどん使いやすくしてくれるので、イーサリアムのトークンを扱う、遊ぶということだけにフォーカスすると、最低限の知識で十分です。
僕の表現で言うとERC-20とERC-223の規格の違いは店舗違いのSEGAのゲームセンターのメダルみたいな感じで捉えています。A店舗のメダルよりB店舗のメダルの方がちょっと新しいんです。
ERC-721というのもある
「あーもうやめてくれー!」って声が聞こえてきそうですね(笑)大丈夫です。今回は触れませんので!
興味を持った方はERC-721という規格もあるというのを覚えておいてください。この規格ができたからクリプトキティーズが出来上がったと言っても過言ではないですね。
ERC-721の記事が完成しました。興味ある方読んでください。
関連記事:イーサリアムブロックチェーンの技術規格「ERC-721」とは?
間違ってたら指摘してほしい!
僕なりに調べてアウトプットして調べてアウトプットして、というのを繰り返してこの記事ができました。なかなか難しいんですよ(笑)
技術者の方が圧倒的にこういうことは詳しいと思いますので、もし間違えているところがあればご指摘して頂ければ幸いです。
それでは、また。