キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。
話題作!「1日外出録ハンチョウ(1) (ヤンマガKCスペシャル)」 ちょっと遅れましたが、読了です。期待通り面白い!
原作と漫画が福本先生じゃないんですけど、カイジの世界観を崩していませんよ!
ハンチョウ 大槻の優秀さ。
主人公はカイジでも超目立ったキャラクターとして登場した、帝愛の地下労働でE班をまとめているハンチョウ、大槻。
彼にはカルト的なファンも多いということで、今回スピンオフの主人公になったんでしょうね。
彼...優秀です。非常に精神、思考が落ち着いている人間ですね。尊敬に値するレベルです。なぜ地下労働に収容された...
大槻は、なんどもペリカを稼いで1日外出をしている。
だいたい1日外出すると、みんな焦って「酒、ギャンブル、女!」とバタバタと計画性もなく遊びに行くんですが...
この大槻はやっぱ違う(笑)すごく違う。落ちつて、昼寝とかしちゃうんですよね。
夕方まで昼寝したりして、居酒屋に足を運んだり、立ち食いそばでビールを飲んだりと一般的なことしかやらない。
じっくりと確実に遊んでいくタイプなんですよ。この大槻から多くを学ぶことが、できます。
大槻は長期的に考えている。
1日外出をする。ただ、今後二度と外出ができないのか?と言ったら、それはNO。
多くの人間は久しぶりの地獄からの解放で、全てを楽しもうとするが、大槻はそれをしない。
長期的に考えれば、また外出はできるからだ。
焦りが加わり、上手に遊べなくなるくらいだったら、ゆっくり確実に自分が満足することを見極めて遊んでいく方が断然賢い。
そして、次の日からの地下労働のモチベーションもあがることでしょう。
今回、遊べなかったものは次回また遊べばいいという余裕が大槻にはあるんですよね。
ここが本当に素晴らしいと!
彼の精神的余裕、見習うところありです。
テーマが決まっている。
1日外出の際の遊ぶテーマが決まっています。
ゴール設定をして、しっかりと遊ぶ。このゴール設定が精神的余裕からか?頭が単純に良いのか?まったくブレない!
全然、ブレない!ちょこっとだけ定食屋のメニュー選ぶときにブレたりしちゃったけど...基本的にはぶれないんですよ。
このテーマ決めは、本当に重要なわけでして。日常生活でも毎日テーマを決めて動くと充実感も高まりますし、実行すべきこともわかってきます。
無駄に多くを詰め込むこともしないし、スカスカになって虚無感が現れることもない。テーマを決めての1日外出が素晴らしい。
サラリーマンの休日なんかも大槻のようにテーマを決めて遊んでみると充実感が増してくるかと!
無理に贅沢をしない。
「やっと1日外出できたのだから、贅沢するぞ!」という気概が大槻には全く感じられません。
客観的な贅沢より、主観的な精神的な回復を狙って行動しているのでは?と僕は感じましたね。
この1日外出で無理に贅沢してしまうと、翌日からの労働との圧倒的なギャップが出てモチベーション低下に関わる可能性があるのでは?と僕は考えています。
客観的な贅沢より、翌日から自分をコントロールして頑張れる状態を作る精神的な回復。
大槻の動きには、本当に圧巻。サラリーマンが休日の過ごし方で悩んでいたら、大槻にヒントがありますね。
小ネタもちょいちょい。
ちょこちょこ笑える小ネタも挟んでくれて、こちらを飽きさせない展開になっていました。
「kindle unlimited」とか「君の名は」とか...旬なところをぶっこんでくれて思わず笑ってしまいましたね。
旬なネタもありますので、早めに読むことをオススメします。旬なネタって時間たつと温度感が変わってきますからね。
最後に
休日の過ごし方を熟知している大槻です。
彼から、休日がなんだか充実していないあなたは、学ぶことができるはず!
本当に彼は遊ぶのが上手でしたね。2巻も発売予定なので、今後の展開が楽しみですね!
それでは、また。