好きなマンガと好きな鳥山明先生に救われた不登校生徒。「学校へいけない僕と9人の先生」感想。

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キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。

 

昔読んだ名作がAmazonでセール対象になっていたので、再読!やっぱりこの本は面白い。感想書いていきます。

 

学校へ行けない僕と9人の先生 Amazon

 

学校へ行けない僕と9人の先生

この漫画は、著者の棚園正一さんの幼少期がモデルになったお話。

漫画が大好きな正一さんが学校へ行くことが上手くできなくて、年単位で人生を迷い、苦しんでいた様子がリアルに描かれています。

様々な先生たちの出会いと鳥山明先生との出会いが彼の人生を作り上げていきました。

自分の好きなことをやり続けた結果、鳥山明先生と出会えたということは大いにあるでしょう。

日本教育の壁とでもいいましょうか、好きなことだけやっていることが許されない環境、人と少し感覚が違うだけで白い目で見られてしまう環境...

うーん、この時代は今よりあったはず。

 

正一さんにとっては、大変な時代でしたでしょう。この漫画に書いてあるようなことを乗り越えて、行ったから今の棚園正一という漫画家が生まれたのかもしれません。

 

大嶋先生が鬼すぎ...

棚園さんが小学一年生の時の担任の先生が鬼すぎる...

わからないことを聞いただけで叩かれるという(笑)時代的に言うと、おそらく今30代後半くらいの人たちが、小学生だったころかと。

ドラゴンボールがジャンプで連載されてた時なので...たぶんね。

 

昔は、生徒をバンバン叩く先生っていましたよね。僕は高校時代までこういった経験していました。

先生の機嫌や生徒によって、対応が変わってくるというか(笑)生徒からすると鬼なんですよ!

もう、カイジの帝愛にいるような感覚だったでしょう!間違えたら怒られる、わからなくなって質問したら酷い目にあうみたいな...

まさに利根川状態というね。

 

こういった先生に当たるか当たらないかは、現代だと完全に運になってしまいますので、棚園さんは運が悪かったとしか言いようがない。

 

最近は、体罰というものがかなり注目されているのでこういった状況になることは、少ないでしょうが、先生の良し悪しというものは変わっていないでしょう。

日本教育で、この辺の運ゲーを解消してほしいところ(笑)

 

子供はわかっちゃうんですよね。

学校に行けなくなった棚園さんは、自分のペースなりに頑張って学校に行くんですけど、なかなか馴染めない状況が続く。

 

そのときに様々な想像が膨らんでしまっているんですよね。

学校に行って友達が迎え入れてくれたら、それは先生がみんなにお願いしている。

親が困っている状況になっているのも理解しちゃっている。

 

自分に対して、腫れ物を触るようにみんなが対応している背景が丸わかりなんですよね。僕も子供のときにこんな思い出あるな...って共感しながら読んでいました。

子供って以外とわかっちゃうんですよね。今、自分の状況や周りがどうやって対応しているかって。なんとなくですが。

 

そんな状況を汲み取ってしまうことから、逆にしんどくなってしまっていくんですよ...読んでいて辛い。

 

好きな絵を続けた結果。

辛い小学生時代がずっと続きます。学校へは行ったり、行かなかったりと不登校気味は変わらず。

 

でも、棚園さんは絵を書き続けていました。大好きなドラゴンボールの絵を書き続けるというね。素晴らしい。

途中、フツウの子になろうと必死に絵を書くことを我慢して、勉強をするんですが、良い結果には結ばれず。

 

絵だけは好きで自然と書いてしまう。

 

運の要素もかなり働いているとは、思うのですが...ドラゴンボールが大好きで絵を書き続けたということで運を引き寄せたと言った方が正しいですね。

 

ひょんなことから鳥山明先生と会うことができる。そこから、鳥山明先生との付き合いも始まる。

 

これは、まさに絵を書き続けた一つの結果でしょうね。

 

「あとがき」まで読んでくださいね。

あとがき?的なところに鳥山明先生のコメントが入っています。

このコメントが漫画を読み終わったあとにグッと来るものがありまして、ぜひ読んでいただきたい。

 

棚園さんのあとがきもグッとくるものがありますので、続けてどうぞ!って感じ。

棚園さんをなぜ鳥山明先生が受け入れたのか?というのも書いてありますので、必読です。

運を引き寄せた棚園先生勝ちって感じなところが、ありますね。本当に鳥山明先生に会えてよかったですね。

 

将来自分の子供が学校へ行けなくなったら...

ってなことを考えながら読んでいました。自分ならどうするかなーって...

 

やっぱ、別に行かないでいいよーって言いそうです。

僕は中学生のある期間だけ学校へほとんど行っていませんでした。とくに受験シーズンなんか、ずっと家でウルティマオンラインやってましたからね。

 

ウルティマオンラインのおかげで今の僕が形成されていることってあるんですよね。学校で習えないことをここでは、習えたというか。

 

だから、学ぶ場所は学校が正解とは僕は思っていないので、まぁ行かなくてもいいかな。

でも勉強は最低限したほうがいいから、家で勉強しながら好きなことやればいいんじゃない?って言いそうです。

 

果たして、現実はどうなることやら。(笑)

 

この漫画がオススメな人

今、不登校で悩んでいる本人、親は読んでみてください。

何かヒントになることが落ちているかもしれません。漫画なので、30分くらいでサクッと読めますので、ぜひ!

 

あと、この漫画に属するものというか似ているもので、こちらもオススメ。

 

合わせて読んでみてくださいね。

 

最後に

不登校って本人は本当に辛いんでしょうね。学校に行くのがフツウな状態って常識を作られるとなおさら辛いでしょう。

小学生という学校の世界しか知らないと親の対応次第で、常識になって当たり前なこともできていない僕。が出来上がってしまう。

 

大人になるとわかりますが、学校なんて本当に影響力ないんですけどね...(笑)

 

それでは、また。