キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。
みうらじゅんさんの「ない仕事」の作り方を読了!感想を書いていきますよ!
みうらじゅんって何の人?
みうらじゅんさんって何の人か全く僕は知りませんでした。名前はもちろん知っている。あと『アイデン&ティティー』という映画が好きだったので、原作者だということは知っていました。
▼原作
▼映画
映画化されたときは、田口トモロヲさん初監督で脚本が宮藤官九郎さん。主演が峯田和伸さん、中村獅童さんなどでしたので大好きだったんです。
コピーとカバーの違いのところなんか、そうやって思ってんのねぇ。と関心していました。バンドやったことないけどね!
ただ、何を軸に活動している人なのか?はまった知らず...
本を読んで知ったんですけど、みうらじゅんさんって漫画家だったんですね。漫画家が主軸だけど、現在ないものを生み出すのが上手みたいで。
色々なものに手を出しては、出版しているみたいです。ほぼ、一人で考えて、一人で行動して、一人で交渉して、出版するという。
『ゆるキャラ』なんかもみうらじゅんさんがいち早く目を付けて命名したようです。
親孝行プレイが楽しそう。
▼こちらの本
2007年に発売されたこの本。親孝行というものはすごく良いことなんだけど、どこかちょっと重い...
親子関係に重い人間関係が存在するということを無視できないということから、もっとポップにしてみようという発想から生まれた言葉。
「プレイ」という言葉で楽しくできそうな感があるということ。確かに日本語で使われている「プレイ」というのはなんだか楽しそうだし、少しのエロさも感じる。
親孝行とプレイを掛け合わせることで、重い人間関係が払拭され少しのジョーク感が生まれてきます。
2007年頃に生まれた言葉なので、今の世代の若い人たちは親孝行に抵抗ないかもしれませんが。
この頃、30代だった人は親孝行に抵抗があったんでしょうねぇ。10年で価値観もだいぶ変わったんだな。
僕は『親孝行プレイ』を早速、購入して読んでいます。実際にどんなプレイがあるのか気になったので。
「ない仕事」の作り方。に書いてあったんですけど、仕事の辛いことなどにもプレイをつけると少し精神的に楽になるという。
残業プレイとかね。インスパイアされて、カサンドラプレイを生み出したい。目的はそれだけ。
親孝行プレイをどんどん極めて行って、えなりかずきさんレベルまで年配に好かれると、「エナリスト」と読んでいたそうです。全く流行らなかったみたいですが(笑)
渡る世間が終わってからの、えなりさんのキャラチェンジの影響ですかね。
不安な日が続く。
無敵で唯一無二な存在に感じる、みうらじゅんさん。
外から見た感じとは、全く逆に毎日不安な精神状態で過ごしているとのこと。意外です。
職業柄、不安な状態や不安な感じに見える方が楽という側面もあるみたいです。それは、本書を読んで確認してください。
不安がマックスなときにみうらじゅんさんが言う言葉が
「不安タスティック!」と明るく叫ぶそうです。
こうやって自分を洗脳していっているとのこと。マネします。
「不安タスティック!!」
自分をなくしていくこと。
本書で一番、心に残ったのが「自分をなくしていくこと。」
そもそも何かをプロデュースするという行為は、自分をなくしていくことです。自分のアイデアは対象物のためだけにあると思うべきなのです。
引用:「ない仕事」の作り方
この言葉が一番印象的です。
みうらじゅんさんは、ないものを生み出していくという仕事。プロデュース業です。
何かをプロデュースするということで自分が前に出てしまうと本当にこんがらがる。そこにお前の自己満はいらん!
ってなことにもなりかねません。
みうらじゅんさんの様々な仕事が素晴らしい結果をもたらしているのは、引用部分の言葉が本当に理解されているからだなと。
確かに自分のアイデアは対象物だけのためにあればいいんですよね。プロデュースしている側が良くなっても意味がない。
逆にプロデュースする対象が良くなればなんでもいい。 自分の行動や作業に自我が出てしまうやりたがりな人はプロデュースに不向き。
ちなみに「自分なくしの旅」という本も出ているので、「親孝行プレイ」が読み終わったら読んでみようかと。
最後に
ブログなど執筆の趣味以上のものを持っている人は、必ず読んだ方がいい本です。
新しいことを仕掛けるときの視点や動き方が満載に書いてあります。
みうらじゅんさんは、かなりアナログな方法で行動していましたが、彼の考え方をインターネットに落とし込んでみたのが今の時代になっただけって感じもしますし。
みうらじゅんさんがあと30年遅く生まれてきたら、化け物だったでしょうね。今でも十分化け物ですが。
それでは、また。