キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。
ムロツヨシさんの「ムロ本、」読了!クスクスと笑えたり、ムロさんの努力が垣間見れたり、切なくなったりと読み応え抜群の良書です!
数、ある記憶の中から
自伝です。ムロツヨシさんの自伝。
今まで起きたことが、脚色されているのか?されていないのか?わからないが、喜劇となって台本となって繰り出されています。
なかでも印象的なのが【6】の『縫い』
高校生時代のムロツヨシさんに起きた出来事。右ストレートをくらったことで、口を縫うことに。この医者が医者で。
今のムロツヨシさんが出来上がった一部には、なってるでしょ!?と大きく言いたいくらい、想像できるほど変。そして名医なのか?ただ、それは謎。
あと【10】の『2、0、1、4』
体のおっきい監督。これは福田雄一さんか?いやそうだろう。3回寝ているんだから、たぶんそうだろう。
うん、小物にはドッキリはかまさないよね(笑)
これも印象的【12】の『やっぱり』
僕が、おばあちゃん子だったから印象的なんだろうな。
ムロツヨシさんは、おばあちゃんに育てられたから大事とかじゃなくて必須なんだと思う。
40歳になっても結婚できていないムロツヨシさんを笑う祖母。次の笑いをとるのは、50歳で結婚することらしい。
うーん。印象的な3本をあげてみましたが、台本の面白い自伝に出来上がっています。えっと、なんていうか。下積み長いとこうなるの?って単純な疑問。
こうなるってなによ?って聞かれると、具体的に言えないんだけど...こうなるの?
素晴らしい自伝。読んでいない人、意味不明でごめんね。
ムロツヨシ、新井浩文、対談
「ムロ本、」台本の部分と対談の部分で分かれているんですけど。
この対談が面白かったよね。ムロツヨシさんの交友関係とか、かなり熱いところとか、めんどくさいところとか、新井浩文さんのサラーっとしているところとか。
いっぱい見れる部分になっています。
『役者で生きていきたい人』に言う言葉がやっぱファンタジーなくていいやって思わせてくれました。
どうも、喜劇役者であるムロツヨシさんをファンタジーに見がち。どこかファンタジーな存在な感じなんだけど。
本当は、そんなことないんでしょ?何かをファンタジーで蓋しているんでしょ?って思っている自分がずっといて。
『役者で生きていきたい人』に言う言葉がファンタジーがなくてよかった。この対談必須。超必須。ムロツヨシを知って。
福田雄一さんインタビュー
ムロツヨシさんと言えば、この人。福田雄一さんは絶対に欠かせない人。
福田さんとムロツヨシさんの出会うキッカケとか色々書かれていました。福田さんは、いつも脚本書くとなんかムロツヨシがいるって感じで絶対に呼びたい!って感はないそうです。
ちょっと意外...でもそうか。作品にフィットしないと意味ないもんね。
出会うキッカケは奥さんが先にムロツヨシさんを見つけたようで...まぁー奇跡的というか。活動し続けていれば、有名になる前にこんなこと起きるんですね。
世の中にどんだけ顔を出すかって本当に重要。そしてやめないこと。やめるとその時点で顔出せなくなるからね。
現実問題「ラ・ラ・ランド」みたいなことは、可能性かなり低いわけで。「ラ・ラ・ランド」に比べたらムロツヨシさんは、奇跡でもなんでもないか。必然か。
福田雄一さんでピンとこない人は、たくさんいるでしょう。こちらの記事どうぞ。
関連記事:祝!勇者ヨシヒコ続編決定!おすすめ「福田雄一作品」ピックアップ!
どっか、の台本
あー笑う!あー切ない!あーほっこりする!
というショートストーリーの台本が22個!すべてムロツヨシ作です。
なんか「、、、」が多いのが味出ちゃっているんだよ。「…」の出し方がわからなくて使い始めた「、、、」がムロ式になっちゃってて。
笑うし、切ないし、ほっこりするし。なんだろう。オススメ挙げておく。
【9】『婆ぁ、の日』ほっこりとオススメ。
祖母系のネタはムロさん強し!やっぱりおばあちゃん 系のネタってほっこりするし、実体験がないと書けないんだろうなぁ...
こーゆーネタを書ける人ってあと10年したら、もっと減るんだろうなぁ。時代です。時代。
【15】『たかい』こいつはナカナカいない。
友達でこんなにポンポン苗字変わって、「高」がついちゃうやつ、いる?いない?いる?いないよね?
こんなやつ面白くて絶対に手を話さない。最初、悪ふざけかと思わせている感じも良い。くるっと状況を変えられる感じがして堪らない。
【21】『ベーター待ち』これはすごい。
恋人、夫婦、兄弟と色々なシュチュエーションで使える台本。こんな状況なってみたい。そして、誰もがほっこりする。
と、オススメはこんな感じ。全部面白いけどね。まずはこの3つ。一番オススメなのはあえて書かない。
あとは、本買って読んで。
読み応えがすごい。
とにかく、読み応えがすごいんですよ。1ページが3ページ!3ページが9ページ!みたいな感じでね。
1ページが重いんですよ。めくるの遅い僕!なにこれ時間かかるなぁー...って感じの読み応え。
特に重いのが台本のところなんですけど、状況をイメージしながら読むので重い、重い。小説みたいな説明書きないから重い、重い。
8年間がぎっしりと入っている『ムロ本、』です。今となっちゃ知らない人はいないムロツヨシさんですが、昔から知っている人はすごい感慨深い本になっていると思います。
最後に
ムロツヨシさん、何年も前から好きだったのでこういった形で本が出てしかもそれが超面白い!!というものになっていて嬉しいです。
ムロツヨシビギナーにもオススメの内容になっていますので、ぜひぜひご覧あれ。