キヨスイ(@kiyosui_goraku)です。
名作マンガまた飛び出ました!1巻完結の名作マンガです!
その名も「少年たちのいるところ」このマンガ、名作決定ですな!
少年たちのいるところ 概要
▼あらすじ
高校生活をとにかく普通で過ごすことを目指す主人公の霧。趣味は自慰行為で他人には全く言えない。
入学直後にトイレでたまたま出会った竜と友達になる。この竜が霧の普通の高校生活を邪魔し始めてしまう。
竜は実は、友人依存症という精神疾患を持っている人間だった。依存する友達がいないとマリファナに手を出してしまう精神的な病。
さらに竜を通じて知り合ったすばる。彼も普通の人間とは少し違っていた。霧の目指した普通の高校生活は果たしておくれるのか!?
▼作者
古屋兎丸
小学生の頃に「手塚治虫の漫画通信講座」を受けており、『少年キング』の似顔絵コーナーの常連であった。高校在学中はアングラな世界に目覚め、3年時に求めていた表現が油絵であるとに気づき美大に入学。在学中には東京グランギニョルに憧れて演劇も行っていた。この後、抽象的な表現よりも具体的な形を求めるようになる。
代表作
・π
・帝一の國
マンガ「少年たちのいるところ」ネタバレ。
ネタバレをバシバシしていきますので、読んでいない人はご注意を。
霧につきまとう竜。
主人公の霧は自慰依存症であり、緊張するとトイレに駆け込む習性があった。
そこで、出会ったのが竜です。竜はマリファナを吸っているところを霧に指摘されて、霧に依存しています。
竜は親にあまりかまってもらえない幼少期を過ごしたのか、自分を気にしてくれる人間に依存しがちだった。
休み時間、朝の登校時間、放課後と竜は霧にずっとべったりしていた。
ラインも1時間に何百通も送るほど霧に依存していたのだ。霧は竜にウンザリしていたが、竜は霧から離れようとしない。
竜が大好きなすばる。
霧と竜は学校でゲイなのでは?と噂されるレベルまで、毎日一緒にいた。竜が依存しているだけが。
そこで、竜のことが大好きなすばる(男)という人間が現れる。彼もまた普通とはほど遠い人間であった。
彼は、いわゆるゲイだった。普段、女子とは軽快に話ができるが、男子とは緊張してしまい全く話ができなかったのである。
マリファナ中毒になっている竜を助けるためにすばるは、自分に自己催眠をかけて竜と話すことに成功する。
霧を吸血鬼だと思っている菜乃
霧と竜がよくトイレから出てくることから、霧のことを吸血鬼だと思い込んでいる菜乃。
彼女は吸血鬼マニアであった。霧のことを吸血鬼と思い込んで、接している。
霧は吸血鬼と思い込んでいる菜乃を利用してやりたい放題。騙しまくって、楽しい思いを勝手にいている。
このことも最後の旅行でバレてしまうのだが...
斜め上の青春マンガ。
1巻完結なんですが、斜め上の視点が入りまくって超面白かったです。
登場人物は基本的に4人と少ないのですが、各々の個性が強すぎて4人でお腹いっぱいになります。
普通の高校生活を送りたいと思っている霧ですが、自分自身が普通でないことに全く気づいていない。
そして、霧の周りにいる3人もまた普通ではない。類友というやつでしょうか。普通じゃない人間には、普通ではない人間が集まるというか。
1巻にこれだけ斜め上の視点を織り交ぜているマンガは、今まで読んだことありませんでしたね。
かなり高評価なマンガになっています。
入り口が「僕やり」に似ている。
マンガの導入部分がどこか、「僕たちがやりました」の主人公トビオに似ているんで、僕やりファンは入りやすいマンガになっています。
ページをめくるごとに全然違うマンガとわかってきますがね。
この裏切り感がすごく良いんです。マンガとして、期待と全く違うベクトルに持って行ってくれる展開になっていました。
このマンガがオススメな人。
- 僕やりファン
- 1巻でお腹いっぱいになりたい。
- 斜め上の青春漫画を読みたい。
これらに当てはまる人はオススメです。
最後に
読み返したいマンガに認定ですね!記事に追記しておきます。
損させない1巻完結マンガです。ぜひ手に取ってみてください。
それでは、また。
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